心理的アセスメントにおける面接法①インテーク面接とラポール

心理的アセスメントにおいては行動観察、面接、心理検査の3つの手法が中心となります。

その中での面接法は、クライエントと言語的・非言語的なやりとりを直接行い、その人を理解しようとする方法です。

カウンセリング全体としては、面接法を中心する場合やエクササイズや課題の遂行を中心とする場合もあるが、面接のスキルがカウンセラーのスキルの中心になることは間違いありません。

その中でも心理的アセスメントの場合における面接法での中心用語を解説します。

インテーク面接

インテーク面接とは、受理面接とも呼ばれ、クライエントの訴えや背景の確認をするために情報収集を行う面接を意味します。
クライエントの相談をカウンセラーが受けるべきか他の機関につなぐべきかの受理判断も行われますが、クライエントにとってはカウンセラーと信頼関係を結べるかどうかの重要な初回面接となります。カウンセラーはクライエントとラポールを形成することが重要です。

ラポール

ラポールとは、クライエントとカウンセラーにおちて相互を信頼し合い安心して感情の交流を持てる関係が成立している状態のことを指します。
クライエントは心の壁を緩和し、カウンセラーへの信頼感と好感を持ち、カウンセラーも自己開示ができ、共感性や受容性が持てるといったプラスの感情(陽性感情)に基づく信頼関係が結ばれていることで、カウンセリングに必要不可欠なリレーションです。

リファー

適切なインテーク面接を行った上で、カウンセラーにとってクライエントの状況が自分の守備範囲を超えるものであれば、クライエントのために相応しい相談機関に引き継がなければなりません。この際もクライエントが不安を抱かないように適切なリファーを行うことが重要となります。

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