心理カウンセリングで重要となる面接と面接法について

心理カウンセリングにおける面接の技術は面接法と呼ばれます。

まず、面接とはどのようなものなのでしょうか。

カウンセラーにとって面接法はとても重要な技術ですが、主に四つの目的に分かれた面接法を扱います。

面接法とは目的によって使い分けられます。

①行動変容 ②情報収集 ③評価 ④契約締結

クライエントとの一番最初のインテーク面接から始まって、情報を収集し、行動変容を促し、評価を行い、治療の契約を行うというそれぞれのフェーズに応じた面接技術が必要になります。

クライエントの問題点を理解する心理アセスメントの段階で必要な面接は

①インテーク面接と②査定面接になります。

査定面接

査定面接とは、クライエントの個性や行動特徴を多面的に評価する面接です。
会話を通した面接や心理検査を通してクライエントが不適応を起こしている部分ばかりでなく、健康的であったり、潜在的な可能性も評価し、全人格的な理解を試みます。

このように、カウンセラーは様々な段階で多面的にクライエントを理解し、評価する面接法に習熟していることが必要になります。

心理的アセスメントの段階だけでなく、例えば論理療法や来談者中心療法などでは面接法が治療の中心となってきますし、他の療法においても一番最初のアセスメントの段階をはじめ非常に重要な技術です。

面接法の技術カウンセリングの核であることは間違いありません。

次回は具体的な面接の構造化について取り上げます。

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